HELLO

初夢ではないが、久しぶりに夢を見た。

それは恋人が死んでしまうという夢だった。

何か事件が起こっていたようで、僕はそれを解決するために奔走しているのだが、そのために恋人のことを放っておいてしまいその間に事件の首謀者に殺されてしまうという内容だった。

号泣していたところで目が覚めた。

こういう夢は覚醒した後も夢の中の感情がまだ残っている。

最近どうも夢を見るということがなくなって、とうとう僕の貧困な想像力も完全に枯渇してしまったのかなぁと思っていたが、この夢を見た昨日は大掃除をしている途中だったので部屋の隅の方で丸まって眠ったことを思い出した。

思い返せば昔は布団も敷いていないような部屋だったり、ネットカフェだったり、駅の階段だったり、ろくなところで睡眠を取っていなかったので、それで眠りが浅くてよく夢を見ていただけなのかもしれない。

こうしてキレイな布団で眠れている今の生活に感謝するべきなんだなぁと思いながらも夢の中のあの冒険や、あの人にもまた会いたいなぁとも思う。

世間の喧騒というものから逃れてみると、この世界には本当に何もないんだなぁと思いながらお酒を飲んでいる。

僕は「祈り」というものが前から嫌いで、何故なら祈る余裕もなく生きてきたからだ。

「良いお年を」というフレーズも恐らく祈りなのだし、それならばそんなものは要らないだろう。

誰に言われなくたって今年も来年も最悪だし、それを振り返る露悪趣味も僕にはない。

そんなこんなで昨日を繰り返しながら、2020年になろうとしています。

やあ、どうも、こんにちは。

おやすみ。