Take care of yourself.

Twitterの議論にうんざりするのは「頭の悪い人」が多いからではなく、「悪い人」が多いからだと最近気が付いた。

この場合の「悪い人」とは何かと言うと、「正しさ」や「良さ」を求めて議論を交わそうとするのではなく、自分の主張を通したり自分が得をするためだけに発言する人達のことだ。

Twitterで論を交わすのはそういう人、或いは人達だけになってしまい、そんな人達といくら議論を積み重ねたところで相手の陣営のプロパカンダに利用されてしまうだけなのだ。

Twitterにいるのは「頭の悪い人」達では決してない。

人間の多くはそもそも文章というものをそんなにいつもいつも書けるわけではなく、Twitterでツイートし続けられるという時点で、内容はともかくある程度以上頭の良い人達であることは間違いないだろう。

どちらかというと問題は利己的な人間だらけになってしまったということなのだ。

冗談と言うのは心の余裕から生まれる。

悪い人がいるような場所では迂闊な発言は出来なくなり、冗談を言う余裕もなくなってしまう。

その結果ピリピリとした空気になり、余計に争いが起きる――Twitterはそんな悪循環に陥ってしまっているように見える。

そんな場所でいくら議論を交わし合ったところで余計に溝が深まるだけだ。

Twitter人類補完計画だ」という例えは良く使われていたけれど、そうなのであれば最終的に「気持ち悪い」と言って現実に着陸するのはある意味予定通りだとも言えるだろう。

問題はもう既に「アスカ」がいる碇シンジはそれで良いのだが、そうでない者達は何処に行けば良いのか、ということだ。

永遠に、誰とも混じり合うことがないまま、Twitterで独り善がりな独り言を呟き続けるしかないのだろうか?

そして、他人のそういった独り言を、「気持ち悪い」と言うことも出来ずに眺め続けるしかないのだろか?