Forget the swan
財布に一銭もなかったので(正確には20円入っていた)、オリーブオイルとニンニクと唐辛子だけでペペロンチーノを作って睡眠薬を飲んでさっさと眠った。
オリーブオイルを大量に入れるのが本場のイタリア流だ。
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『WHITE ALBUM』のアニメを見始めた。
元々原作のゲームのファンなのだけど、こちらは98年のゲームで、まだ『Kanon』すら発売していないくらい昔のゲームだ。
この頃のエロゲーというのはやはり今のように明確に「ストーリー」があるというわけではなく、このゲームもマップを選択しヒロインに会いに行き、基本的にはそこで会話するというだけのゲームだった。
主人公に最初から恋人がいるというのがこのゲームのシナリオの特殊なところで、そこから心が離れていき別のヒロインと関係を持つところまでが描かれる。
明確なストーリーがない分エロゲーのシステムやプレイ感によって心の距離というものを描いているのがこのゲームの良いところで、その分アニメ化して一本のちゃんとした「ストーリー」になるのなら一体どういうものになるんだろうという興味があった。
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エロゲーのアニメ化と言うとKey何かが有名だと思うけれど、基本的にあの手の「名作」エロゲーというのはシナリオと恋愛要素があまり関係ない場合が多い。
だから例えばKeyのアニメは原作の全部のルートを順番にやっていくわけだけど、一人目のヒロインの問題を解決した後に自然と二人目のヒロインの問題に移ることができる。
(この、ヒロインの問題を解決することと、恋愛としてヒロインを攻略することの問題を取り扱ったのがアニメ版『true tears』であるのだが)
しかし、WHITE ALBUMはシナリオに恋愛要素が多分に含まれている。
そもそも恋愛がテーマのゲームなのだから当然だ。
故にその要素はアニメでも残されており、そのまま複数ルートをやるものだから必然的に主人公がとてつもない「クズ」になっている。
アニメ版で原作より更にクズと化すと言えば『School Days』だが、果たして主人公は伊藤誠を超えることが出来るのか?
続きも楽しみに視聴したい。